東屋や茶室や物置を作る時に、
「基礎コンクリートの基準強度をいくらにします?」こんな質問がきました。
今回のケースは
・東屋や茶室や物置程度のごく小さな建築物
・図面には指示が書かれていない
・設計的には、根巻き基礎で足元に重さが作れれば良い程度
・無筋コンクリートの仕様
・供用期間は15〜20年くらい
規模や周辺状況の様子、仮に崩壊したときでも危険性が低いこと、そもそも図面指示がないので、テキトーでいいですよと、言いたいところなのですが、安全面からも最低限の線引きは必要かと思い、基準を調べてみました。
結論
設計基準強度は Fc=21Nmm2 以上
論拠
論拠となった文献
・公共建築工事標準仕様書ー建築工事編ー
(国土交通大臣官房官庁営繕部)より
❶無筋コンクリートの項目で、「設計基準強度及びスランプは特記による。特記がなければ、設計基準強度は18N/mm2」
❷無筋コンクリートの適用箇所は,特記による。特記がなければ,次による。
(1) 街きょ,縁石,側溝類のコンクリート及びこれらの基礎コンクリート
(2) 間知石積みの基礎及び裏込めコンクリート
(3) 捨コンクリート
(4) 機械室等で用いる配管埋設用コンクリート
(5) 防水層の保護コンクリート
❶より、無筋コンクリートは18N/mm2以上でも良いのですが、❷で無筋コンクリートの適用箇所が決められており、小規模であっても、設計基準強度18N/mm2は、建築物の基礎として使うことは想定されていないようです。
なので、今回のケースでは、最低でも、18N/mm2のワンランク上となる、設計基準強度Fc=21Nmm2 以上を使う必要があります。
今回のケースであれば、無筋コンクリートの仕様が、そもそも公共建築工事標準仕様書の基準に合っていないので、この部分を設計者と施主に対して確認をとる必要があります。

